交易王

 16 世紀の豪商たちの貿易をテーマにしたゲームです。本格的なテーマですが、ルールには大胆な省略が行われてます。短いプレイ時間と奥深い楽しさが併存している軽量級ゲームの傑作です。最初に手札として、商品カードの山札からランダムに 3 枚受け取ります。商品カードは6色あります(赤=銅、青=藍、黄=麻、緑=綿、白=塩、茶=胡椒)。次に各自、船(のカード)を2隻受け取って自分の前に置きます。そして、各船に1個ずつ、場にある6色の商品コマから好きなものを選んで載せます。これが財を成す為の最初の貿易品となります。ゲームを始める前に、商品カードの山札から 6 枚めくり、全員に見えるように場に置きます。この6枚が、ゲーム上最も重要な「現在の市場の需要」を示すものとなります。ゲームを通じ、場にある6枚のカードは頻繁に入れ替わりますが、終了まで必ず6枚置かれている状態になります。このゲームは貿易品をお金でやりとりするゲームではなく、貨幣チップは得点の表示に使います(開始時には配りません)。
 ゲームの手順は非常にシンプルです。時計回りに手番を行っていき、自分の手番には、前後半各1つの行動を行います。前半にできることは基本的に「自分の船1隻に載っている商品コマ1個を(交換したければ)場にある物と交換する」こと、後半は「手札2枚補充」か「決算で得点する」ことだけです。決算は手札をより多く、上手く使用するほど高得点を稼げる為、多くの場合チャンスを狙い、商品コマを交換しながら手札を引くことになります。
 決算の方法はユニークです。決算を行うことを宣言したら、自分の手札にあるカードから1色選び、好きな枚数を出して、場にある6枚のうち任意の物の上に重ねます(需要を書き換えるのです)。そして、「場にある今出した色のカードの総数」×「自分の船に載せているその色の商品コマの合計数」だけの得点が得られるのです。ただし、この決算は手番プレイヤーだけが得点するものではなく、その色の商品を船に載せているプレイヤー全員が得点します!
 一気にたくさんのカードを出して市場を一色に染め、大量得点できることは重要に思えますが、そのために必ず必
要になるのが、他者の思惑を読み、時には協力することです(全員の持っている商品コマと手札枚数は公開です!)。そして、他のプレイヤーに自分にも得点が入る決算をしてもらい、手札を温存することも勝負のキモです。貨幣チップが貯まってきたら、これを消費してアにある特殊カードを購入し、得点効率を高めることができます。ただし、当
然ながら、カードの購入には得点である貨幣を使っていますので「黒字」になるかどうかが大切です。

原題 : Handelsfürsten
作者 : Reiner Knizia(ライナー・クニツィア)
イラスト : Sascha Rost
プレイ人数:2〜4人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:30分
販売価格 2,530円(内税)
在庫数 残り2点
購入数


Top